Art & Culture

グーフィーとプルート、あるいは「線」と「お約束」の話

先日ヴィーガン(動物製品の使用を行わない生活をしている人。厳格な菜食主義者)の女性と話していたら、彼女が「私には、牛や豚と、ペットの犬や猫の命の価値の差がわからないんです」とヴィーガンになった理由を話してくれた。それを聞いて頭に思い浮かんだのが、ディズニーランドのグーフィーとプルートだ。

■グーフィーとプルートの差は「お約束」である

グーフィーとプルートはディズニーのキャラクターだ。両方とも犬である。でも、なぜかグーフィーは服を着ていて、ミッキーと友達。プルートはミッキーのペット。ほぼ同じような背格好なのに待遇が違う! 違和感を感じる人は多いはず。だって、同じ犬同士の間に「線」を引いているから。でも、それを「差別だ〜」って叫ぶのはおかしい。だって、ディズニーは夢の国だもの。そういう「お約束」なのだ。ディズニーの夢の国の住人になるためには、受け入れなくちゃいけない。

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芸術の効果ーーフラメンコ曽根崎心中を見て

4月の初めにすごいものを観てしまった。「フラメンコ曽根崎心中」の公演だ。

実は4月初めからいろんなことがありすぎて、号泣したり友達に相談しまくったり、いろんな調べごとをしたり、相談に出かけたり、資料を作ったりと身辺騒がしかったんだけど、少し落ち着いてきたから書いておく。そういや、「フラメンコ曽根崎心中」を見に行った日も大変だったんだ。花粉症のふりをしてたけれど、泣きながら見に行って講演で心を奪われて泣く、といった状態。

近松門左衛門の「曾根崎心中」は、文楽や歌舞伎で有名な演目。それをフラメンコでやるとは、どういうものだろう。数年前に「フラメンコ曽根崎心中」というものの存在を知った時には違和感を感じた。しかし、何回かフラメンコのショーを拝見するうちに「あれ? フラメンコってけっこう演歌っぽいというか、『情』を大切にしているんだな。日本っぽい」と思うようになった。そういや、アンダルシア地方出身のスペイン人の知り合いは演歌が大好きだった。フラメンコと曾根崎心中は、トマトと味噌が合うように(合うんですよ!)しっくりくるのかもしれない。そう思い始めた。

そんななか見に行った「フラメンコ曽根崎心中」。本当に、ずばらしかった。 Read more…

我慢疲れしている人にオススメ。エバ・ジェルバブエナ フラメンコ舞踊団来日公演

自分では踊ったり歌ったりはしないのだけれど、最近、フラメンコに注目している。尊敬するライターさんの専門がフラメンコだったのがきっかけで少しずつ踏み込んだフラメンコ界。

フラメンコの記事もいくつか書かせてもらった。
フラメンコ舞踊で「私らしく」美しくなる! その秘密と魅力とは?

イケメンギタリスト兄弟による「ハッピーバースデー」演奏がカッコ良すぎて中毒レベル!

フラメンコギタリスト兄弟の素顔に迫る!

フラメンコってすごいんだ。踊り、歌、ギターに喜怒哀楽を含めた、いろいろな感情が表れている。すごく人間臭い。そして美しい。すばらしい小説を読んだときと同じように、人生が深くなり、悩みがふっと軽くなる。

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ブラック企業って、私達が作っているんじゃないかな

年末年始、モーリシャスにいってきました。モーリシャスにはたくさん親戚がいるのと、今年はフランスにいる夫の兄もモーリシャスに行きたがっていたので、「じゃあ、モーリシャスに集合しよう!」という話に。2年連続でモーリシャスで年末を過ごすことになりました。

昨年はモーリシャスの記事をPouchに書かせてもらいました。
●世界のセレブが詰めかけるビーチリゾート「モーリシャス」ってどんな国? モーリシャスと言えば○○を大紹介!
●遠く離れたアフリカの小島モーリシャスで、たくさん日本を見つけたよ! すごいね日本!
●アフリカ国家「モーリシャス共和国」のソウルフード・カレーの作り方を聞いてきたよ! お節に飽きたら、ぜひどうぞ!

モーリシャスはホスピタリティも高く、治安も良いし、食べ物もおいしい。英語もちゃんと通じるし、良い病院もある。車も日本と同じ左側通行で、日本の中古車がそのまま(シールとか貼られたまま)売られているくらいなので、運転もしやすい! モーリシャス、良い国! ただ、圧倒的に日本が勝っていることがあります。それは、サービスの研ぎすまされ度。 Read more…

真のグローバルリーダーはエリティストとは違うのだ!

先日、夫の友人宅のホームパーティに行って考えたこと。最近、twitterなどでグローバルリーダー、グローバルエリートについての記事や発言を読んだときにもやっ感じたことが、やっぱり正しいかもなあと感じたので書いてみます。 Read more…

「おとうさんは、桃太郎というやつに……」について一言

新聞広告クリエーティブコンテストの最優秀賞をとった作品について、一言。私、昔話の研究で修士号をとっているので、ちょっと言っておきたい!

作品についてはこちら→http://youpouch.com/2013/10/18/138978/
(あ、言っておきますが記事について批判しているわけじゃないです。記事はちゃんとしてる!)

「視点を変えて考えよう」という趣旨は買う。でもこの作品は、お相撲さんの写真の上に「肥満は万病のもと!」とキャッチコピーを載せるくらい、乱暴だ!! AKB48の写真を使って校則違反の説明をするくらい、見当はずれだ! 「女性が歌舞伎役者になれないのは、男女不平等だ!」と文句つけるのと同じくらい、意味不明だ!

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「温泉+故郷+アートの祭典」の中之条ビエンナーレに行ってきた(前編)

9月13日から10月14日までおこなわれている、中之条ビエンナーレに行ってきました。「温泉+故郷+アートの祭典」、伊達じゃなかった! 「今年行きたかったけれど、行けなかった」という人も、ぜひ次回には行ってみてほしい! Read more…

FENDIプレス発表会で、ハイブランドとエシカルファッションについて考えた

先日、仕事でFENDIプレス発表会に行ってきました。記事はこちら。
http://youpouch.com/2013/09/10/134767/
FENDIといえば、あの有名なバゲットが発表されたのが1997年。大学生だった私は雑誌で一目惚れをして、発売当日に百貨店で並んで(路面店ではなく百貨店、というところがちょっとピントずれてます)マンマバゲットと、バゲットをゲットした記憶があります。 Read more…

「寺山修司幻想図書館 ~書を捨てよ、町へ出よう!~」展で言葉の海を泳いできた

ブログがハッキングされて壊れていたので、しばらく感想が書けなかった。その間に終わってしまったんだけど、「寺山修司幻想図書館 ~書を捨てよ、町へ出よう!~」展が8月8日から31日まで表参道のGYREで開催されていました。ふらっと行ってみたら、言葉の力にぐいぐいと引き込まれちゃった。今年の夏、急遽不幸があったりして海がキャンセルになってしまったんだけど、寺山修司の言葉の海で泳いできた気分。 Read more…

【映画】『風立ちぬ』を観てきた。

『風立ちぬ』を観てきた。作品は零戦を設計した天才設計士・堀越二郎と、堀越二郎と同時代を生き『風立ちぬ』『菜穂子』等の作品を残した作家の堀辰雄をごちゃまぜにして生まれた、架空の人物である「二郎」の物語だ。
ジブリ公式のあらすじはこちら:http://kazetachinu.jp/story.html

映画を見終わって1日経っても余韻が続く。今パンフレットを見直しても、胸が締め付けられる。非常に好きな作品なので、感想を書いておこうと思う。(思い切りネタバレあり、です。) Read more…