マトリックスと腰痛の関係

映画『マトリックス』が好きだ。哲学的テーマがたくさん見え隠れしていて、いろいろ解釈して楽しめるから。

昨日シルクサスペンションをやったからか、おとといジョギングを再開したからか、腰が痛くなったのだけれど、整体に駆け込んでいろいろ考えて、「あれ、この腰痛はもしかしてマトリックス的かも」と思った。


■『マトリックス』の私的解釈
『マトリックス』に描かれているのは、現実として今見ているものは実際にはコンピューターによって作られた仮想現実(=マトリックス)で、人間たちはコードに繋がれてコンピューターのエネルギー源に使われている……という世界。主人公ネオはある日、その「実際の世界」で気づき、マトリックスに意識的に潜入してコンピューターに攻撃を仕掛ける。

主人公のネオは「救世主」として扱われているのだけれど、ネオは自分が救世主だとは思えない。けれど、ある日「あ、やっぱりオレ、救世主かもね」と思い始める。すると、急にものすごい力が出ちゃう。この部分が好き。「自分の行動を自分でコントロールしている、限界を決めているけれど、自分ができるとなったらできてしまう」ということが描かれているように思えるから。

■腰痛は、脳が作っていることもあるらしい
昨日はあまりに腰にピキッピキッと電気が走るので、整体に駆け込んだ。「わー、このままだと、またぎっくり腰で起き上がれなくなっちゃう」とかと思って。でも、整体の先生に揉みほぐしてもらったら、痛くなくなった。(だからシルクサスペンションのブログを公開できたのだ。もし痛み続けていたら公開しなかった。) そのときに「痛いと思っても、それを乗り越えないとダメだよー」と言われた。

私の脳は、耳で聞いたことはあんまり信じない傾向がある(脳には視覚タイプ、聴覚タイプ、身体感覚タイプがあるらしい)。なので先生に言われたことを聞き流していたのだけれど、人より運動をしていないわけでもないのになんで腰が弱いのかなと思ってググったら、「頭痛は脳が作っていることもある」というものをいくつか見つけた。NHKスペシャルでもやっていたらしい。

それを知って、以前に別の先生にも「刺激に脳が敏感になっちゃうこともあるんだよ」と言われたことを思い出した。やーだ、私の腰痛、脳が作り出しているのかもね。

■「ピキッ」を無視してみた
脳が私の腰痛を作り出している可能性もある。病院で検査して、体に異常にないこともわかっている。運動もしていないわけじゃない。だから、ピキッと電気が走っても、無視してみることにした。昨日から、だけれど。

そしたら、けっこう大丈夫だった。ピキッとはくるけど、それだけ。まだ筋肉が凝ってはいるけれど、寝込むほどでは全然ない。『マトリックス』のネオみたいに、「腰痛のない体である」と思ったら「腰痛のない体」になってきた、ような気がする。

■体は、脳は、私を騙す
そこで、なぜ私の脳が腰痛だと思い込んでいるかを考えてみた。今、私の生活で外から与えられるストレスは少ない。わりと健康的な生活をしているから疲れが溜まっているわけでもない。よくよく考えて、もしかしたら私は「体調不良に甘えたい」のかもしれないと気づいた。

数年前から、どうしても書きたい文章がある。というか、書き続けている。けれど、思ったようにうまく書けてないとわかっている。締め切りがないから、いつまでもモジョモジョ書き続けられる。その状況を直視したくなくて、「体の調子が悪いからできないんだよねー」って言いたいから、腰痛を生み出しているのかもしれない。脳ってすごい。ちょっと迷惑でもある。

よく「体の声を聞け」という話を聞く。それはその通りだと思う。ただ、体の声を聞く場合には、心の声も聞かなきゃいけない。そうじゃないと、体や脳は、こうやって私を騙すんだなと思った。問題を直視しよう。おわり。

▼今日のカシスと志津絵。寒いから散歩がいやそう▼

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