悔しさは、いかすのだ。

このところ忙しくて自分が一番やりたいことができていなかった。そこに友人が「やりたいことに100%集中しない人は怠慢で臆病者だ」的なことを何度も言ってきて、黒い気持ちがもくもくと。笑 このどす黒い気持ちは何だろうと色んな角度からそれを眺めてみて、思い出したことがある。

Red Boxing Gloves Hanging on Wall --- Image by © Royalty-Free/Corbis

Red Boxing Gloves Hanging on Wall — Image by © Royalty-Free/Corbis


20代の前半に少しの間好きだった人はボクサーで、割と強かった。毎日厳しい練習を繰り返し、減量をして試合に臨んでいた。でも大切な試合で負けた。彼は号泣した。リングの上だけでなく、後楽園ホールの入り口で待っているファンの前でも男泣きに泣いた。悔しい悔しいと泣いた。

心配したが、2日後に二人で会ったときには彼は元気いっぱいだった。負けたのは悔しいよ、だから次につなげると彼は言った。それを聞いて、「悔しい」という気持ちの持つ、前向きな力と爽やかさを知った。「悔しい」をネガティブな感情として分類して、直視してこなかったことを後悔するほどに。

しばらく、その「悔しさ」の持つパワーを忘れていた。でも友人の言葉で沸き起こった黒い気持ちをよくよく眺めたら、「私は、悔しいんだわ」とわかった。気づいた瞬間、黒さがばーっと晴れた。爽やかで前向きな気持ちになった。黒い気持ちのまま喧嘩をふっかけたりしなくて、本当によかった!

意識していないと、感情はちょっと似た安易なものにスライドしてしまう。匿名アカウントで誰かを攻撃している人は、自分の「悔しさ」に気づけていないのかもしれない。でも「悔しさ」をうまく使うと、それはものすごい力をくれる。悔しい思いをさせてくれた友人に感謝だ。やりたいこと、やろっと。

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