アフリカ版SATC、An African Cityがおもしろい!

SATCが大好きで、未だにDVDとか見ちゃう。先日、アフリカ版SATC、An African Cityというものを知ったので、Pouchに記事を書かせてもらいました。

ファッション・恋・アフリカ事情と見所満載!! アフリカ版セックス・アンド・ザ・シティ「An African City」
ガーナを舞台にしたアフリカ版SATC「An African City」が現在YouTubeで公開中!

詳しい内容はPouchの記事をみてもらうとして、SATCのことと、An African Cityの感想をちょっと書こう。
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■SATCはものすごく計算され尽くしたドラマである

SATCに出会ったとき、「こんなに性描写ばっかりのドラマの何がおもしろいのか」とバカにしてた。でも、CSでやっていたから、家事をしながら何気なく見て、すっかりはまってしまった。SATCはファッションも恋愛模様も、エピソードも設定も「こうありたい〜(でも実際は難しい〜)」で、なのに共感もできるところがすごい。見るたびに、違うところに感心する。

たとえばさ、お金持ちと結婚したいシャーロットと、仕事命のミランダと、アバンチュール大好きなサマンサと、恋愛命のキャリーって、たぶん現実の世界ではきっとあんなに仲良しではいられない。特に、シャーロットやミランダに子供ができた後。だけど、たぶん多くの女性が「ああ、境遇に関係なく好きな人とは仲良くしたいんだけどなー」って思ってる。

それから4人という設定。An African Cityは登場人物が5人なんだけど、やっぱりメインキャラは4人がベストだと思う。キャラ分けがわかりやすい。女性は4人で話すとストレス値が低くなるという研究成果もあるようだし、実際女性だけで集まったときにも4人で話しているときが一番仲良くいられる。私は平野啓一郎さんの「分人」って発想が気に入っている。「分人」とは、簡単にいうと、人が他人と向き合ったときに、その相手との関係性によって、その都度、「分人」というものを作り上げて接しているというものなんだけれど(詳しくは私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)を参考にしてください)、4人だと互いの分人がうまく機能しやすいんじゃないかな。

また、キャラ4人が恋愛(キャリー)、仕事(ミランダ)、計算(シャーロット)、性(サマンサ)の象徴みたいなのも、うまいんだよねー。SATCにハマっている人は、キャラの誰かの特徴を持っているんだろう。私は、ミランダ4:シャーロット3:キャリー2:サマンサ1って感じだなあ。(本当はキャリー7、残り3人1ずつになりたいけれど、ムリだ。)共感しやすい。

要所要所に現実的な問題を差し込んできているのもうまい。たとえばミランダが義母の介護生活をするところとか、キャリーが独身だと結婚祝いや出産祝いで周りを祝ってばかりで自分は祝ってもらえないと悲しく思うところとか、子供がほしいシャーロットが子供はいらないのにできちゃったミランダと口をききたくなくなるところとか。

本当にSATCはうまくできてる。たぶん膨大な量の調査を行って作っているんだろうなー。

■An African Cityはアフリカを違った目で見られる番組である

An African Cityは、本家には敵わないけれどSATCを相当意識して作っている。比較し始めるとアラはいっぱいあるけれど(だって対象が、もう伝説のSATCだ)、Youtubeで好きなときに1話15分で見るのは十分に楽しめる。

見ていて、モーリシャスのことをいろいろと思い出した。An African Cityの舞台はガーナ。ブラックアフリカ(北アフリカは白人系の人が多く、サハラ砂漠以南の黒人系がメインの国はブラックアフリカと呼ばれている)では優等生と言っていいほど、ガーナの経済は安定しているらしい。モーリシャスもアフリカだけれど、経済発展が目覚ましい。でも、モーリシャスに行く前はアフリカのイメージはユニセフ・マンスリーサポート的な感じだった。

ユニセフ・マンスリーサポート等の世界の貧困国のための募金を募るCMをテレビで頻繁に見ると、アフリカ全土が貧しい国のように思っちゃう。でも実際にはモーリシャスはかなり豊かな国だった。ヨーロッパからは楽園の奇跡と呼ばれている。国内の経済格差はあるけれど、ヨーロッパやアメリカで教育を受けて帰ってきたような人たちは、相当豊かな生活をしてる。夫の従兄たちもすごい。

だからAn African Cityの、ゴージャスな洋服を着てワイン飲んで贅沢な暮らしをする人も、ガーナにもいるだろうなと思うんだ。そういう豊かなアフリカの姿を世界に向けて発信していくことって、大切なんじゃないかな。何より、アフリカの人がやる気になると思うのよ。

そーんなことを思いました。おしまい。

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