「『独立した大人同士で無理せず生きる』松尾たいこさん&佐々木俊尚さんご夫婦」記事こぼれ話(+我が家の場合)

ethicaというwebマガジンで、ジャーナリストの佐々木俊尚さんとイラストレーターの松尾たいこさんにご夫婦関係を伺って記事を書かせていただきました。

記事はこちら:http://www.ethica.jp/323/

この記事はシリーズもので今後も続く予定なのですが、ethicaの仕事を始めるずっと前から「いろんな夫婦のさまざまな幸せの形」を取材したいなと思っていたのです。なぜなら、働く女性(特に会社員ではなく自分で仕事をしている女性)の離婚率がちょっと高いように思ったから。で、このたびethicaに企画を持ち込んでみたらOKをいただけたのでした。うれしい。そして、佐々木さんと松尾さんお話を伺ってびっくり! この企画、とても勉強になる! 

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■人間は多面体&愚痴は夫に言わない方がいい
実は我が家では夫婦でかなり色んなことを話します。ほかの人には言えないようなくだらないレベルの自慢話や、仕事上の悩み。あほな夢の話もするし、「もしも○○だったら」も話す。家族関係についても話すし、世界経済についても話すし、政治のネタも夫となら知識が足りなくても話しちゃう。世界の貧困問題や人種差別、カルチャーギャップ、オカルトも話すし、仕事の愚痴も、自分に非があるとわかっていても言ったりします。

それは夫がキリスト教で、キリスト教の良いところの一つが「コンフェッション(懺悔、告白)の文化」だと感じているからです。特に自分の苦しかったことや、どうしようもならない気持ちを誰かが聞いてくれたら、どんなに大変でも生きていけると思うんです。またアランの『幸福論』にも、「互いに愛し合うことの効果のひとつは、不機嫌がすなおに交換されることだ」というような記載があるのにも影響を受けていて、家族だったら愚痴をこぼしてもいいじゃないかと考えていました。

だから、松尾さんと佐々木さんがお互いに愚痴をこぼさないと聞いてビックリ! ちょっとショックを受けて「愚痴を夫に言わない……」「人間は多面体……」って2日くらい反芻しちゃうほど。だって、私は夫婦円満の秘訣は何でも話し合うことだと思っていたから。

そんななか、夫とくだらないことでけんかして発見。やっぱり愚痴はあんまり言わない方がいいかも。愚痴を言うと、そのときは受け止めてもらってすっきりするけれど、後々で嫌な気持ちになるし。そもそも、愚痴をこぼして気持ちを楽にさせても、根本的な対策などをしっかり考えなくなっちゃうから、同じ状況を繰り返しがちだし。キリスト教でも懺悔をする相手は夫じゃなくて神父さまだし。

それから、自分に色んな面を持って、それを夫だけに対応してもらうのではなく様々な人と合わせていくようにすると、自分が豊かになりそうだと感じました。夫だけに対応してもらおうとすると、夫の興味のないものに関しては伸ばせないから。「人間は多面体」という発想を持っていた方が人間に幅が出そうです。

■夫婦円満の鍵は「妻からの夫への尊敬」ではないかと予想
それから、言葉で松尾さんがおっしゃっていたわけではないから記事には書かなかったんだけれど、お二人のやり取りを伺って、「もしかしたら夫婦円満の鍵は『妻からの夫への尊敬』ではないか」と感じました。

周りを見回しても、仲の良いご夫婦は女性側が男性側をいろんな点で尊敬していることが多いように思います。「そんなこと、当たり前じゃない?」と感じる方もいるだろうし、「ありえない!」って思う方もいると思うけれど。私も夫を色んな意味で尊敬していますが、自分に自信が持てなくなると、夫への尊敬の気持ちを持てなくなることもあります。そういうときは、やっぱりけんかになっちゃう。相手への尊敬がなくて、「人間は多面体」とお互いがそれぞれの人間関係を大切にしていたら、愛情の在処がよくわからなくなるしね。

松尾さん、佐々木さんにお話が伺えて本当に良かった! どうもありがとうございました!!

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