ベジタリアン、オーガニック…… よりも多様性重視&「納得解」主義

今日は、今現在で私が一番大切に考えていることについて書こうと思います。

オーガニックコスメの記事を書いたり、化粧品の動物実験反対の記事を書いたりしていると、「こういう主義なのかな」と思われるかもしれません。インタビューを受けてくださった方も「私の味方ね!」と思ってくださるかもしれません。だけど、その後の記事や私の発信を見て「あれ? なんか……裏切られた感じ」と思われちゃうと残念すぎる。なので、私の考えの表明をしておきます。

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現時点で、私はどちらかというとオーガニックのものや健康的なものが「好き」です。ただ、それが正しいかどうかは、実はよくわかりません。

例えばオーガニック&健康志向。私の母方の祖父母はかなり健康志向で、減塩・手作り・減農薬の自家栽培の野菜・わりと菜食主義で生活をしていました。一方、父方の祖父母は濃い味大好き。寿司などもけっこう好き。祖父は愛煙家で、まあ野菜は手作りのものも食べていたけれど、あんまり健康志向とはいえなかったと思います。だけど、母方の祖父母は平均寿命前に亡くなって、父方の祖母は大病したけれど母方の祖父母よりはるかに長生きしたし、父方の祖父は94歳の今も頭もしっかりしていて、元気です。

だから、こと私に関しては、オーガニック&健康志向が「正しい」かはよくわからない。でも、どちらかといえばオーガニック&健康志向でいる方が好き。好きだからやっています。単なる「好き」なので、オーガニックじゃないものが好きな人や、健康志向じゃない人に押し付けたりはしません。「好き」なだけだから、時にはオーガニックじゃないものも使うし、健康志向じゃないこともしちゃう。

ベジタリアン、特にビーガンの方のなかに、時々「肉を食べるなんて信じられない!!」って言う人がいます。だけど、世の中にはベジタリアンになったら死ぬかもと思う人もいます。例えば、透析患者さん。透析患者さんは食事制限をしており、肉も大量には食べられないけれど、ビーガンがよく食べるナッツや豆製品を食べすぎると、カリウムが多くなりすぎて死んじゃうかもしれないんです。

何事も「これは万人に対して絶対に正しい」なんてものはなくて、「私はこれが正しいと“現時点では思う”」、「私はこれに納得している」というものしかない、と私は考えています。正解はなくて、納得解しかないという考え方です。(これ、藤原和博さんの『35歳の教科書』に書かれていたことで、Pouchでも書籍紹介をさせていただきました。)

自分が正しいと思うものは「納得解」だという認識でいないと、今後ますます国際化して色んなバッググラウンドの人と接するようになった時に、ものすごく苦しくなると思う。だって、食事ひとつとってみても、宗教ごとに食事のタブーってものすごくあるんです。(参照:意外と知らない、宗教の食事のタブー

みんなが「自分が正しいと思っているものが、あなたにも正しい」って主張し始めると、もう行き着く先は、喧嘩別れか戦争だわ。そうではなくて、もっとそれぞれの納得解を「私はそうは思わないけど、別にあなたの考えも否定しない」っていうスタンス、つまり多様性を認めるスタンスでいけば、みんなが気持ちよく暮らせるんじゃないかな。

そんな風に考えています。

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